日本とエジプトにおける女子教育改革の一考察 ―津田梅子とナバウェーヤ・ムーサ― 比較研究 | ||
مجلة بحوث الشرق الأوسط | ||
Volume 13, Issue 109 - Serial Number 3, March 2025, Pages 24-63 PDF (8.02 M) | ||
Document Type: المقالة الأصلية | ||
DOI: 10.21608/mercj.2025.416214 | ||
Author | ||
Safaa Nour | ||
Lecturer at Cairo University Faculty of Arts | ||
Abstract | ||
現代エジプトと日本においては、教育機会における男女間格差は基本的にない。後期中等教育、高等教育段階においても男女間での進学機会の相違はみられない。しかしながら、歴史的にみれば、特に初めて近代的な教育制度を導入した段階において、女子が教育機会において恵まれていなかった。初等教育でも、女子の就学率は非常に低かった。また、女子の中等教育を受ける機会は限られていた。高等教育を受ける女性はほぼゼロに近かった。この状況の中でエジプトのナバウィア・ムーサと日本の津田梅子が登場し、女子教育の向上に苦労し、自国に私立女子学校を開設し、生涯にわたって女子教育を支援しました。本研究では、ナバウィアと梅子の生涯と、女子教育を支援する彼らの思想と努力に光を照らして、現代史における両者の体験の類似点と相違点を明らかにし行きたいと思っています。 | ||
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